株式会社gloopsの元代表である梶原吉広氏の、ソーシャルゲームへの取り組みについて紹介していきます。 gloopsは創業当時、「有限会社グローバルメディアソリューション(GMS)」という社名でした。2010年当時、「モバゲータウン(後に「Mobage」になった人気携帯ゲームのプラットフォーム)」のオープン時から参入していたそうです。最初にサービスを開始したのは「渋谷クエスト」というソーシャルゲームでした。 渋谷クエストは、モバゲータウンでリリースする前から運営していたそうです。コンシューマーゲームの某有名RPGのような感じで、渋谷系の敵キャラクターを倒し、敵をコレクションしていくというものでした。しかし、当時流行っていた「怪盗ロワイヤル」をプレイし、このままではいけないと思ったようです。 当時梶原吉広氏は、ゲームをコミュニケーションのためのコンテンツと位置付けて、ゲーム要素もある程度必要だと考えていたとのこと。一方、怪盗ロワイヤルはそのような要素が少ないわりに、遊んでみるとゲームで遊んでいると感じられたそうです。 それからソーシャルゲームは成果が短い時間で得られることと、他人との繋がりが重要であるとの考えに至ったといいます。 また、その考えからモバゲータウンでリリースする渋谷クエストは、怪盗ロワイヤルを参考にしたそうです。 リリース直後から沢山のユーザー登録があり、会員数は50万人を突破。人気故に、サービス開始してからよくサーバーがダウンしてしまったそうです。リリース開始前にできるだけ準備をしたつもりでしたが、あまりのアクセスの多さにサービス開始直後2時間でダウンしたとのこと。復旧させてもまたダウンして、の繰り返しだったと語っています。その時の経験は大変だったけれど、とても貴重なものだったそうです。 |